自分を信じる

10・8―巨人vs.中日史上最高の決戦

桑田さんのコメントは、こんな感じで載っていました(*^_^*)

P229
「自分を信じるということですよ」
 この極限のピッチングを振り返って、桑田は静かに自分を支えたものを説明した。
「自分をどれだけ信じられるか。実力を持っている人は一杯いるわけで、結果を出すのは、どれだけ自分のことを自分が信じているかっていうことですよね。例えば3万人のジャイアンツファンがナゴヤ球場で応援してくれていても、監督やコーチが応援してくれていても、マウンド上で自分が自分自身のことを信じられなかったら、結果は出せない。でも、簡単なようでいて、なかなか自分では自分を信じきれないんです。だから自分を信じられるように、普段からコツコツと努力してないといけない」
 揺るぎない自己への信頼。それを支えるものは、練習だけではないと桑田は言う。
「練習と言っても、僕の場合は練習量じゃないんです。練習の中味なんです。いろんなことを考えて、普段からコツコツとそれを積み重ねていく。それは練習だけでなく、生活でも同じです。食事であったり、様々な節制であったり、朝の散歩で体調を確認することなんかも……そういうことすべてを含めてです。僕はマウンドに上がったら自分の第一感を信じてやるしかないと思っています。当然、試合前にスコアラーの人たちが集めてくれたデータを頭に入れて、きちっとした下準備をする。そういう下準備がないと、ああいう場面で閃きなんて生まれない。そうしてその閃き、第一感を信じられることが、自分の持っている力を発揮できるかどうかの分かれ目なのだと思います」

こちらの対談↓もすごくよかったです♪