体外離脱について

誰とも争わない生き方  人生にも魂にも善悪はない

ヘミシンクについてお話する時によく聞かれるのが「体外離脱したことありますか?」という質問。
広義には、意識だけ抜けることも体外離脱に含まれますが、たいてい質問している方が聞きたいのは、身体から抜ける感覚がリアルな狭義の体外離脱について。
私は明晰夢として体験したことはありますが、ヘミシンク中には、よく体外離脱前に起こるという振動とゴーッという音を体験したことがあるのと(そこでびっくりしちゃったので止まってしまいました ^_^;)、手だけ抜けてるとか部分的な離脱の体験です。
それでも充分、ああ肉体の他に、こんな構造になってるんだな〜と実感できます。
その辺りについて、この本ではこのように説明されてました。

P123
 私たちの身体は多層構造です。あの世を理解する前に、まずこの事実を理解するといいでしょう。
 アントロポゾフィー人智学)の創始者であり、現在も世界中で展開されているシュタイナー教育の祖であるルドルフ・シュタイナーは、私たちがまとっている肉体の上にはエーテル体という肉体の鋳型のようなものが存在し、エーテル体の上にはアストラル体と呼ばれる感覚・感情を司るエネルギー体があり、アストラル体の上には霊的実体としての自我(自己)があると述べています。
 このアストラル体が睡眠中に肉体やエーテル体から離脱してさまよう、すなわち次元を超越した旅をするのが夢と呼ばれる状態であり、その際、あの世と呼ばれる場所に行ったりするわけです。この場合のあの世はアストラル界と呼ばれることがあります。
 私たちが寝ているときに、亡くなった身内や友人に会うとか、その声を聞いたとか、彼らが夢枕に立ったとか、そんな超常体験にも様々な表現がありますが、こういう妙にリアルな実感は「アストラル・トリップ」で発生した事象です。
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 死後の世界というのも、ある意味、チューニング次第で見えるようになります。
 チューニングとは周波数を特定のチャンネルに合わせる行為ですが、これができる人は世間から霊能者とか特殊能力者と言われます。
 しかし特殊能力者でなくとも、私たちは皆、そういう能力があり、そういう能力があることを忘れているだけなのです。これは「視点を変えると見えないものが見える」という言葉でも言い換えられます。