生きるために生きる

ラムサ ホワイトブック 改訂版

またこの本に戻りまして(^_^;)
他の本を読む傍ら、少しずつ読み進めています。
書きとめておきたいところがありました。

P295
 輪廻転生というものは確かにひとつの真実だ。だが、それは単に、その人間の態度が体の死を許したために、ひとつの体を置いていき、ここか、あるいは物質の天界にあるどこかほかのところで、もうひとつの体を身につけるだけのことだ。
 人はなぜここに戻ってくるのだろうか?それは戻ってきたいからだ。あなたは自分がここに「戻される」のだと思っているのだろうか?・・・
 ・・・あなた自身が、もう一度この天界で表現することを望んだのだ。だから、もしあなたが自分の苦しみを誰かのせいにしたならば、あなたは自分自身をしっかりと見つめてみる必要がある。あなたの美しさやあなたの在り方、そしてあなたの人生が悲しいものになるか、すばらしいものになるかは、まったくあなた次第なのである。・・・
 ・・・
 あなたがここにいるただひとつの理由は、あなたがここにいたいからであり、あなたの存在の内面に、ここで満たすべき何らかの必要性があるからだ。そして、その必要性とは、自分がこの「幻の天界」で体験したい喜びや悲しみ、憐憫や怒りや苦痛といったものを表現することであり、それらを好きなだけ体験することだ。そして、それが嫌になったり、うんざりしたときには、あなたは自分の態度を変えて、何か別の感情を体験することができるのである。それほど単純なものなのだ。
 ユートピアが、苦痛や悲しみや、地獄のような状況といっしょに存在することはあり得るのだろうか?もちろん、あり得る。それは、態度ひとつ分の違いでしかない。
 ・・・
 あなたは、なぜ自分が今の自分になっているのか知っているだろうか?それは、以前の人生でほかの役割のほとんどになってきたからであり、だからこそ、今回はこの役割を体験しているのだ。・・・
 ・・・
 あなたがまだ生きていない理解はたくさんある。それらの理解の中で、最も偉大なものは何だかわかるだろうか?それは「ただ生きる」という理由だけのために生きることだ。ただ単に「生きるために生きる」ということは、生きることを理解することの中でも最も偉大な達成である。なぜなら、そのときにこそ、あなたは平和というものを知ることができるからだ。そのときにこそ、喜びを知ることができるのである。