仕事は一日一時間

素直に生きる100の講義

森博嗣さん、今は一日に一時間しか仕事をしないそうです。
ミステリを書いてらした当時も、どうやって好きなことをするか、遊ぶか、ということを一番大事にされてたような。
ちなみに庭掃除とかはこの一時間に含まれていないみたいです。
何を仕事と思うかも、人によってだいぶ違いますね。

P48
・・・仕事は一日に一時間しかしない、と帯に書かれて紹介された本が昨年出て、それは「仕事」に関する内容のものだった。そんなのを読んだら、みんな腹を立てるだろう、という気がするのだが、その程度で腹を立てるような人は、そもそも本を読まないから、その帯が「厄よけ」になっている効果もあるかもしれない。
 冗談はさておき、その本に関して、いくつか雑誌などからインタビューの依頼があった。「一日に一時間しか仕事をされない森博嗣先生に、その仕事術についてお伺いしたい」という感じで話が来る。それで、インタビューをどうやってするのかというと、僕が東京へ行き、どこかのホテルでインタビューを一時間ほど受ける、それをライタが文章に起こす、ということが具体的に企画書に記されている。
 もちろんお断りをした。理由は、「一日に一時間しか仕事をしないので」である。一時間で東京へは行けない、という意味だ。当然ながら、インタビューも仕事のうちである。
 事務処理なども、けっこう時間をとられる。最近は学校の入試で僕の著作がよく引用されるので、その承諾許可を求める書類が沢山届くため、印鑑を捺して返送する。これもその一時間の内に含まれる仕事だ。以前はファンからのメールに答えていたのだが、仕事の時間を減らすために、五年ほどまえに打ち切った。メールの返答だけでも、一日に二時間かかっていたからだ。
 もっとも、インタビューでも、メールで返事をするものは引き受けた。こういうものは、時間内にできるし、こちらの好きなときにできる。そもそも、作家という仕事は、自分の好きなときに、好きな分だけ仕事ができる、という非常に個人的な活動で、僕のような協調性のない人間に向いている、といえるだろう。
 ・・・一日一時間の仕事で、だいたい、時給を割り出してみると、十五万円くらいになるだろうか。毎年億単位を稼いだが、引退後は半減している。静かに目立たないように消えていくのが理想だ、と考えているので、あまり期待しないように。

そもそも作家活動を始めた理由も、庭園鉄道を創る資金作りのためだったそうで・・・こういう生き方もあるのだな〜と思いました(^^)

ところで数日パソコンから離れるので、月曜日までブログをお休みしますm(__)m
また火曜日から再開したいと思います。
いつも見てくださって、ありがとうございます(*^_^*)