イメージトレーニングの方法

人生を変える 修造思考!

脳トレ的なこともたくさん載っていました。
ここまで本気で生活したらすごいなと・・・なんとなくということが、ほとんどないように見えます(^_^;)
ここはイメージトレーニングについて書いてあったところです。
イメージトレーニングはほんとにすごーく効果があります(^^)

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 イメージトレーニングは、どこまではっきりとイメージできるかで驚くような結果を導き出すことができます。
 僕は現役時代、何度も大きなケガをしました。とくに膝をケガしてしまうと、ほとんど練習できません。そんなときこそ僕は、イメージトレーニングを大切にしていました。ただ単にボールを打ったり、試合をイメージするだけではありません。試合当日の行動を朝から試合終了後まで細かくはっきりと頭の中にイメージするというものです。
 起きて、準備を整えて、移動して、試合会場に入る。試合前のウォーミングアップをして、テニスコートに立つ。相手選手は○○。試合は激闘です。ポイントを取って取られてを繰り返して、最終的には勝利を掴み取ります。勝ったことを無邪気に喜んで相手選手と握手をして、優勝トロフィーを掲げている姿までイメージしていました。
 それが相手選手の表情やボールの軌道など、本当に細かいところまでイメージできたときは、実現します。僕がウィンブルドンの前哨戦でステファン・エドバーグ選手に勝ったときは、まさにイメージ通りでした。
 これまで取材してきた一流アスリートの方も同じ経験をしていました。ロサンゼルスオリンピック、体操の金メダリスト、具志堅幸司さんです。
 オリンピック前に大きなケガをした具志堅さんは、トレーニングができない日々を過ごしていました。でも、具志堅さんはネガティブにならず、黙々とイメージトレーニングをしながら、自分の演技を磨いていたそうです。特に、苦手な平行棒の演技は細かくイメージしたと言っていました。平行棒を最初にどう掴んで上がるか。最初の技から次の技に展開して……、という具合に。そしてケガが癒えたとき、それまで一度もできなかった技ができたそうです。しかも、筋力もついていたというのですから驚きです。