これも大事なことだなと・・・

「ネガティブな感情」の魔法: 「悩み」や「不安」を希望に変える10の方法 (単行本)

これは何気なくやっちゃうことあるなと、小さくハッとしたところです。
世間からの評価を気にしないことについて。

P218
 先日、ある会議で「会計士/ジュエリーデザイナー」の女性と知り合いました。彼女に会えて私はとても興奮しました。偶然、彼女の作った素敵なイヤリングをネットショップで購入していたからです。
 私が「ジュエリーデザイナーになってどのくらいになるのですか」と尋ねると、彼女は顔を真っ赤にして言いました。
「いえ、なりたいと思っているだけです。本職は会計士で、デザイナーではありません」
 このとき私は思いました。
(いま、私はあなたの電卓ではなく、あなたのつくったイヤリングをつけているのよ)
 そして、自分の耳を指して言いました。
「れっきとしたジュエリーデザイナーじゃないですか!」
 彼女は、はにかんで言いました。
「いえ、ジュエリーではあまり稼げなくて。好きだからやっているだけなんですよ」
 おかしな話だと思いつつも、仕方なく引き下がりました。
 私も同じなのかもしれません。作家だと堂々と名乗れないのは、自分がまだまだ本物の作家ではないと思っているからです。
 こうした自信喪失を克服するには、自分がすでに十分であると信じ、「こうするべきだ」「こう名乗るべきだ」という世間の考えを捨てなければなりません。

P233
 クールでいることに重きを置き、時に不器用だけれど、情熱的で、自分らしい自分を表現する自由を抑えつけたら、自分に嘘をつくことになります。
 自分を解放できなければ、他人の自由も許すことはできません。
・・・
 人生はとても貴重なものです。冷静に振る舞ってつまらない生き方をするより、笑い、歌い、踊るチャンスを逃さないでください。