どんな出来事も素晴らしい

こうして、思考は現実になる(2)

今「こうして、思考は現実になる」の2巻を読んでます。
いつものように、また書きとめておきたいところを・・・
どんな状況でも「ハレルヤ!」と叫ぼうというお話です。
日本人なら、どんな状況でも「ありがとう!」ですかね?

P159
 人生が順風満帆で進んでいるときなら、感謝の心を持つのは簡単だ。でも、いろいろとうまくいっていないように「見える」ときは、いったいどうずればいいのだろう?
 その答えは、とにかく「ハレルヤ!」と叫ぶことだ。
 人間は愚かな生き物なので、いつでも全体像を見通せるわけではない。たとえるなら、顔をくっつけて点描画を見ているようなものだ。近くで見る点描画は、ただの点の集まりでしかない。でも、後ろに下がって全体を見ると、ジョルジュ・スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」が目の前に広がるだろう。

 ウェブサイト「インスパイア・ミー・トゥデイ・ドットコム」設立者のゲイル・リン・グッドウィンからこんな話を聞いた。
 先日、彼女は何人かの女友達と一緒に出かける計画を立てた。そして出かける日の朝、メンバーの一人の娘が熱を出してしまった。彼女はゲイルに電話でその件を伝えると、自分の運のなさを嘆いた。するとゲイルは、いつもと同じように「それはすばらしいじゃない!」と答えたのだ。
「やだ、ちゃんと聞いててよ」と、友達は言った。「そうじゃなくて、私は行けなくなってしまったの」
 するとゲイルは、また「それはすばらしいじゃない!」と言った。それはなぜか?ゲイルの言い分はこうだ―その友達は前から書類仕事を片づける時間が欲しいと言っていたのだから、これでちょうどいい時間ができたではないか。
 友達もそれを聞いて、たしかにその通りだと思った。彼女はゲイルにお礼を言うと、その日は娘と二人で楽しく過ごした。しかもそれだけでなく、インターネットを見ているときに、三年前からずっと欲しいと思っていた家が売りに出ているのを見つけたのだ。自分の予算ではとても買えない家だと思っていたが、なんといつの間にか差し押さえ物件になっていて、価格が最初に見たときの四分の一まで下がっていた。
 ゲイルはこう言っている。「彼女はついに、夢のお家を手に入れたのよ」
 これでよくわかっただろう。人生がどんな状況でも、まず「ハレルヤ!」と叫ぼう。そしてうまくいっていることを見つけ、大げさに喜び、心から感謝しよう。