頭ではわかりようのない話

わかっちゃった人たち 悟りについて普通の7人が語ったこと

読みたいと思ってた「わかっちゃった人たち」最近読み終えました。
なんともタイトル通り「わかっちゃった人たち」としかいいようのない7人が、何がわかっちゃったか語ってくれているのですが、言葉で言えないことを言葉で語ってるので、とてもおもしろいことになってます。
そうとしか言いようがないんだろーなー・・・と思いつつ、読みました。
この本を読む前、森岡万貴さんhttp://www.makimorioka.com/に会った時「ずっとあったというかなかったというか、ずっとそうだったのに気付かなかったんだよね〜」という話を聞いてて、たぶん万貴さんが言いたかったことは、この本に書かれてるようなことなんだろうなと思いました。

私自身はというと、惜しい、という辺りでまだ行ったり来たりしてる感覚があるので、たぶんそうなんだろうな〜・・・としか言いようがないのですが(笑)

一部ご紹介です。

P58
 もちろん時間はでっち上げられたものです。時間は、人が機能できるようにするための作り物なんです。あらゆることがいっぺんに起こっているわけではありません。時間は私にとっては存在していないも同然です。もしカレンダーや時計がなかったら、時間にまったく気がつかないでしょうね。・・・しないといけないことがあるときは別ですが、私はたいていは時間の外で生きています。今を生きていると、記憶というものがなくなるんですが、それは一般には言われていませんね。と言っても幸いなことに、気がつく必要があることには、ちょうどいいときに気がつくようになっているんです。

P69
 こういう言い方が適切かどうかはわからないけど、まるですべてがここ(自分の胸に触れる)で起こってるような気がする。あの噴水(部屋の外でしぶきをあげている)は、ここ(胸に触れる)で起こってるんだ。起こってることはすべてここで感じられて、ここで知覚される。だから何も自分の外にはなくて、全部ここにある。ということは、すべてがここにあるんだから、僕はここでそれだってこと。意味が通じるかな?