元気をもらえました

去年出た本ですが、最近読みました。
「アジアで花咲け!なでしこたち」
テルマエ・ロマエで有名なヤマザキマリさんが、世界で活躍する女性を取材してマンガとエッセイにしたものです。
NHKで放送されたのを見た方もいらっしゃるかも?
ニューヨークでアナリストとして働いていたけれど、ストレスやプレッシャーの強い毎日に疑問を持って、カッパドキアへ移住した方、
私には音楽しかない、と音楽の授業のないカンボジアのこどもたちに音楽を広める活動をされてる方、
親の借金を返済し終わってから、フィリピンで親のいないこどもたちの支援をされてる方、
自分の殻を破りたい、と香港へ渡った方・・・
どの方の生き方を見ても、とっても元気をもらえました(*^_^*)

ヤマザキマリのアジアで花咲け! なでしこたち  アジアで出会った!  人生を変える仕事をみつけた女性たち

共感したところを書きとめておきたいと思います。

「20代の後半で大事にしなきゃいけないことって、“この仕事が楽しいか楽しくないかだな”っていうのに気がついて、そうだ香港に行こう!って勢いで決めました」
「そのときどきに、出会ったものと、出会った人たちと、一生懸命生きていてよい」ということや、先なんてわからないからこそ、今を一生懸命生きていいということに、改めて気づかされました。
・・・その時々で出会ったひとつひとつのご縁を大事にしていくことが、楽しい人生への一歩になると思っています。」
(香港でマーケティングの仕事をしている方)

これまで生きてきて思うんですけど、人間の生き方って簡単じゃないですよね。動物だったら本能にそのまま従うだけで、ストイックで美しい生き方になるのに、人間はいろいろと余計なものを持っているおかげで、生き方がすごく難しい。美しさを演出しようとしたら、本当の美しさは出ないし。でも世界に出ると、日本人に限らず、「美しい生き方」をしている人に出会うことがあるんです。そういう人と出会いたくて、私もよくひとり旅に出かけるんですけど、多分この本に登場した4人の女性たちも、私と同じように人間との感動を求めて、人間ってもっと面白いし、もっと奥が深いし、もっと美しいものなんだと思って、海外に飛び出していったんじゃないかな、という気がします。
ヤマザキマリさん)