矢作直樹さんと村上和雄さんの対談

神(サムシング・グレート)と見えない世界(祥伝社新書308)

対談と言えば、「神(サムシング・グレート)と見えない世界」という本も読みました。

一部抜粋するのが難しい、通して読むのがおすすめな本でしたが、少しご紹介したいと思います(^^)

P60
村上 宇宙というマクロの世界と遺伝子というミクロの世界。不思議なことにこの二つの分野は、明確・不明確の分量バランスまでほぼ一致するのが興味深いですね。

P82
村上 私は、まだ科学に足を突っ込んでいますから、本当の意味でのスピリチュアルの世界には行けませんが、最終的にはスピリチュアルがわからないと、人間は完全に解明できないし、幸せにもならないし、死の問題も解決しないと思います。
 魂と遺伝子にどんな関係があるかは、究極のテーマです。・・・
 私は学生時代、尊敬してやまない元京都大学総長の平澤興先生に一度だけご馳走になったことがあります。あの湯川秀樹先生と並び称される大学者いわく、「私は頭が悪い」。
 私は、この発言に驚きました。勉強に勉強を重ねた結果、最後にわかったのは、自分たちは命についてほとんど知らないということだったと言うのです。
 この発言も、私に命の研究を続けさせている一助になっています。

P95
村上 アメリカでは、すでに「メディテーション(瞑想)と治療」というテーマで研究が行われています。瞑想をした際、どの遺伝子のスイッチがオンになるのかを探っているのです。瞑想がリラックス・レスポンスという形で身体にどういう影響を与えるのか、どの遺伝子レベルで影響するのか、その発現性はいかほどのものかという論文をハーバード大学医学部・心身医学研究所が出しています。

P104
矢作 おっしゃる通り、祈りには普遍的な力があります。「思念」の強さは、古今東西言われてきたことです。思念というエネルギーのすごさを一般の人がもう少し知ることができれば、自分のこととして理解できると思います。
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(ここから、具体的にどんな例があるかと言うことで、ロバート・モンローの体外離脱、ジョー・マクモニーグルの超能力捜査、福来友吉の心霊研究、秋山真之千里眼浅野和三郎スピリチュアリズム運動、リンカーン大統領の交霊会参加、ジャンヌ・ダルク卑弥呼の話が紹介されています)
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 わかりやすい人物をピックアップしましたが、こうした力というか潜在エネルギーについては、やはり事実が周知されることが大事だと思います。