こちらの本、そもそも箴言集(この箴の字も読めなくて調べてしまいました ^_^;)なので、引用したい言葉ばかり。
ここは、おもしろかったところです。
P181
女は独身でいるよりは、たとえ失敗しても結婚した方がよい。忍耐だけで成り立っている結婚生活をしているよりは、別れた方がよい。別れて一人で無理な頑張りようをしているよりは再婚した方がよい。ものごとに<こりた>などという考えはよくない考えである。自分はこうだからダメときめてしまう考え方も、よくない考えである。
個人的にはそうかなぁ?と思ったりもしますが、こういう考え方も悪くないなと思いました。
P192
夫婦げんかの邪道は、自分の正しさを相手に押しつけようとするけんかである。人間の正しさというものは、それぞれの立場や生き方によってそれぞれの形があるものであるから、女房にとっての正しさが必ずしもご亭主の正しさになるとは限らない。
だから自分の正しさが絶対無二のものであると考えて、それを通すためにけんかをしては爽快なけんかは出来ないのである。
そもそも夫婦げんかというものは、勝負をつけようとしてするものではなくて、感情の抑圧を発散させるものだ。勝つも負けるもない。
ただ怒りが(口惜しさが、悲しさが、いらだちが)発散し解消すればよいのだ。
爽快なけんかという考え方をしたことがなかったので、なるほど〜と思いました(笑)