MAS日記でも紹介された↓ジョー・ギャレンバーガー博士の「インナーベガス」
http://www.aqu-aca.com/masblog/2013/12/post-192.html
思考をどのようにコントロールしたら願いが叶うか、その方法からトレーニングの過程まで、詳細に書かれています。
私も読みながら、ハートのエネルギーを高め、私は豊かさを受け取ることを自分に許します、など心の中でアファメーションし、どんどん自分の状態を高めてみました。すると結構うまくいって、今なら何でも叶うような、宝くじ買ったら200万くらいは当たるような(1000万、一億とはまだ思えませんでした 笑)気分になりました・・・が、脳内伝達物質を無理に出しちゃったのか、数時間後に反動?が。なんか沈む・・・という状態に(^_^;)
ジョー・ギャレンバーガー博士も、最初の頃は、ラスベガスで実際に自分の理論を試し、高揚した気分で家に戻ると、なんか沈む・・・という繰り返しだったようで、自然にいい状態を作れるようになるには、やはり訓練期間が必要です。
単純に、こうしたら上手くいきますよ!ではなく、試行錯誤の中から発見されたコツや注意点が、きめ細かく記されている所も、この本のすばらしさだと思います。
そしてジョー・ギャレンバーガー博士は、もともと臨床心理士なので、心の動きについて、脳の働きについて、とても的確に説明してくれています。
まずご紹介したいのは、自死したお兄さんの人生から教わったというこの部分です。
・・・この本には、ほんとうにたくさんのことが書かれていて、成功へのHow toを超えて、生き方について教えてくれているように思いました。
P46
私は最初の半年くらいは、毎日泣いて暮らした。二年間は深い悲しみにどっぷり浸っていた。立ち直るきっかけは、ピーターの死を悼む家族の力になりたかったこと。(中略)ピーターの死によって、私は本書で取り上げている多くの問題―自分がいかに現実をつくっているか―に向き合うようになった。
(中略)
「兄の人生は教えてくれる。この世でのご褒美は、善い人間に届くとは限らないのだと。豊かさは、豊かさを手にする資格があると感じ、自分が伸びる可能性を許し、そのためにリスクを取れる人間のもとに訪れる。善い人間であることは素晴らしく、それ自体が報いではある。だが何より重要なのは、深いレベルで、自分は豊かさをまるごと受け取るにふさわしい人間だ、と感じていること。豊かさは、愛情、お金、意義、天の計らいなど、さまざまな形で訪れる。私たちの自由意志は、豊かさを要求するだろう。ただし、自分のもとに届くはずのありとあらゆる恩恵を、拒むのも自由なのだ。私は娘に『善い行いをしなさい』と教えるだけでなく、娘が、すべての恩恵を受けるにふさわしい人間だ、と自覚できるように育てている」
(中略)
「あるイメージが浮かび、苦しみや不安から私を救い出してくれた。・・・それは水のイメージだった。心を開くことと自分を守ること、このジレンマに対する私の答えはこの液体だった。感情の中心地である心を、水がなみなみと入った容器、偉大なる海だと考えることだった。この海は常にそれ自体が完ぺきで、惜しみなく愛を与え、一人でいても満ちていて、誰かを抱きしめても満ちていて、誰かがいなくなってもまた満ちる。心をそんな海だと考えることができれば、私は真に心を開き、抵抗しなくなり、愛する者に去られても、打ちのめされることはなくなる」
(中略)
心は強くて完ぺきで、愛を与え抱きしめる海である、という私のイメージは、絶えず回復しいつも新しい人間の本質そのものであり、心を癒してくれる。