つづきです

人生生涯小僧のこころ

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お寺の生活というのは非常にシンプルなものでございます。毎日同じことの繰り返しです。この同じことの繰り返しというところに、実は行の意味があります。同じことを繰り返していくうちに、やがて一日として同じ日はないと気づくようになります。日々、気温も湿度も天気もすべて違うように、人の心も、気分の良いときもあれば悪いときもあり、さまざまに変化しております。その変化の中で、どのようにしたらありのままに生きることができるのか、なのです。風のように、空気のように、水のように、自分が存在できないものか。そんな自分をつくるところに修行のひとつの目的がございます。

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「何事も根気よく、丁寧に、ぼちぼちと」。これが長い長い行を続ける秘訣です。人生の旅も一緒です。

風のように、空気のように、水のように・・・そんな風に存在できたらすごいことだなーと思います。
根気よく、丁寧に、ぼちぼちと・・・(^^)