人生生涯小僧のこころ

セミナー参加者のみなさんの体験を聞いて参考になったことも書きたかったのですが、前後の流れもあるのでなかなかまとめられず(^_^;)、またいつか・・・と思っています。
でもお二人の方がさっそく体験シェアルームに投稿してくださったので、ぜひそちらを見てみてください→http://www.aqu-aca.com/shareroom/

ところで小淵沢に、塩沼亮潤さんの「人生生涯 小僧のこころ」と「大峯千日回峰行
人生生涯小僧のこころ 大峯千日回峰行 修験道の荒行
を持参しました。
「大峯千日回峰行」の方は、もう一人のお坊さんとの対談形式で、厳しい千日回峰行の日々が語られています。
とてもハードな行なので、冒険小説を読んでいるようなドキドキハラハラとした興味深さも感じつつ、その行を終えて語られる言葉に感動しました。

もう一冊の「人生生涯 小僧のこころ」から、心に残ったところを書き留めておきたいと思います。
P15
 それではいけないと思っていても、自分の心の中には良い自分と悪い自分がいます。良い心と悪い心がございますが、悪い心も自分の心の一部です。人から否定されれば、どうしても「もう言わないで!」と心を閉ざしてしまいます。
 これが「我」というものなのだと思います。自分を大切にするのと同じように人を大切にする。どんな人をも受け入れる心があってはじめて皆さんから受け入れてもらえます。神さま仏さまは天からすべて見ています。いくら神仏に手を合わせていても、自分にとって都合のいい人には笑顔、気に入らない人にはそうでないのは、正しい行いではありません。人を批判せず、自らを悔い、「心から受け入れられなくてごめんね。いつかきっと受け入れられるよう努力するからね」と祈る心を持つこと、これが私の行でありました。

なんと、千日回峰行を終えてもまだ、苦手な人が残っていた・・・と告白されているので、この境地に強く憧れますが、きっととても難しいことなのですね・・・