
- 作者: 安達忠夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1988/03
- メディア: 新書
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画像がありませんでしたが(^^;、今「ミヒャエル・エンデ」という本を読んでます。
ああ、こんなシーンもあったなーと、また改めて読みたくなりました。
少しご紹介です。
モモが、マイスター・ホラに抱えられて、「時間の花」を見に行くシーン。
私たちが死んだあと、時間はどうなるの?と聞くと・・・
P157
「そのときは、おまえの時間もおしまいになる。あるいは、こういうふうに言えるかもしれないね。おまえじしんは、おまえの生きた年月のすべての時間をさかのぼる存在になるのだ。人生を逆に戻って行って、ずっとまえにくぐった人生への銀の門のさいごにたどりつく。そしてその門をこんどはまた出ていくのだ」
「そのむこうはなんなの?」
「そこは、おまえがこれまでになんどもかすかに聞きつけていたあの音楽の出てくるところだ。でもこんどは、おまえもその音楽に加わる。おまえじしんがひとつの音になるのだよ」