ひきつづき、この本に載っていた興味深い話なのですが・・・
‘脳は年齢によって、まったく違う装置として機能している’んだそうです。
P92〜(・・・の所は途中を省略しています)
三歳になるまでに、母語や現環境の認知に必要な回路を厳選し、余分な回路を捨てるのである。・・・
三歳から八歳までは、小脳の発達期で、身体を動かすこと、イメージと身体性の整合を取ることが何より大事。・・・
九歳から十二歳は・・・最も大事なのは、睡眠の質である。
ヒトの脳には鍛え時というのもある。十五歳から二十八〜九歳までの約十五年間がそれに当たる。・・・健康な脳は、この時期、がむしゃらに情報を取り入れようとする入力装置になっている。
三十歳近くになると、・・・ここからが本当の人生の入り口である。その人らしさを作り、人生の本質を知る段階に入るのだから。・・・三十代は、たくさんの選択肢に挑戦し、痛い思いをして、自ら傷をなめて立ち上がり、また歩き出す必要がある。これをしないと、脳の優先順位がしっかりと根付かないからだ。・・・
本質を知る脳になるのは、五十代半ば。五十五歳ごろ、脳内では、人類最大の英知=連想記憶力がピークを迎える。
連想記憶力は、ものごとの本質や、人の資質を見抜く力。・・・
この能力が使えるためには、脳の回路にしっかりと優先順位がついていて、無駄なデータは放棄(物忘れ)し、末端の回路は一部梗塞しているくらいでちょうどいい。
なんと、物忘れが始まった〜と嘆く位でないと、本質脳にはなれないらしい?!
四十代は物忘れの嵐でいいらしいのです(笑)
もうすでに俳優さんの名前とか、しょっちゅう出てこないのですが、これでいいみたい・・・?
そして三十代は悩みまくり、痛い思いをしても、むしろその方が脳の成熟に向けていいことらしい?
これからは、あちゃ〜と思うことがあっても、これで成熟が進んだ(笑)と思うことにします(^^)